レゴランドの隣に昨年できたというレゴハウスに行ってきました。
受付にあったレゴハウスのレゴ。実際こんな形をしています。
おそらくレゴの本社だと思われる建物の横にありました。
基礎情報
場所
デンマーク、ビルン
行き方
ビルンには空港があります。もともとレゴ社用だったらしい。
コペンハーゲンから頑張れば公共交通手段でいけますが、かなり不便なのと料金も決して安くないので、レンタカーを借りるのがいいと思います。
URL
https://www.legohouse.com/en-gb
どんな場所?
一言でいうと、レゴの美術館。
インタラクティブな作品も多いです。地下はレゴの博物館になっています。
アート作品としてのレゴ
レゴの凸凹とツルツルの面をうまく使いこなし、そのものらしさが表現されています。小さなところにもたくさんの発見があり、何度も来て見たくなる内容です。
玩具としてのレゴ
レゴを自由に作ることができるコーナーが多数あり、作る楽しさを様々な方向で提示しています。子供がいれば8時間は遊べることでしょう。
レゴの楽しさをレゴ社自身はよく分かっているようで、大変勉強になりました。
試行錯誤の面白さ
車を作って坂道を転がし、スピードを競ったり、穴をすり抜けたりする遊べるスペースがありました。少しでもパーツを変えたり位置を変えるだけで安定性やスピードが変化し、またやってみたい!という気になります。とてもシンプルな仕組みながら、ずっと遊んでしまいます。
クララウド(リアル)で一緒に作る面白さ
来場者は、無数のレゴの海(レゴが無数に溜まっているプール)から自由に作ることが出来、それを改造することが可能です。途中まで作られたレゴはたくさんあるので、いくつか選んで合体させることもできます。マインクラフトで大勢で建物を作るプロジェクトがありますが、それと同じような面白さを感じました。
物語を作る面白さ
無数の人形パーツを組み合わせて、自分のお気に入りの人形をつくりポーズを決めて写真を取れたり、こまどりアニメを取れるコーナーがありました。組み立てたレゴからどんな物語を作るのか、これもとても楽しいことだと思います。
インタラクティブ・センターとしてのレゴハウス
来場者はICチップ入のバンドをつけ、いろいろな遊びを体験するのですが、ちゃんと自分の名前が表示されたり、作ったものが記録されていて楽しいです!
このロボットを操作するゲームでは、操作画面にちゃんと自分の名前が出てきました。
使用されている技術は高度なものですが、それを感じさせない親しみのあるテーマになっており高いエンターテイメント作品になっています。
特に物語性(ナラティブ)を重視した作りになっており、強く記憶に残ります。
そして最後は、目の前で製造されたレゴと、自分だけの組み立て説明書がもらえます!!すげぇ!!
レゴランドと比較すると…
レゴランドで体験できることは、だいたいどこの遊園地でも体験可能。パークの中の人形や動物が全部レゴで作られてすごいのですが、今はボクセル表現がメジャーになったので、あまり新しさを感じることはありません。そもそもレゴの楽しさってそこじゃないような… あとレゴはプラスチック製なので紫外線による劣化が激しく、屋外の管理は大変そうです。
レゴランドは、一度来れば、もういいかなと思ってしまうのに対し、レゴハウスは、また来たい!と思います。この違いはどこから来るのか、自分もものづくりをしているので引き続き考えたいテーマです。
結論
そんなわけで、レゴハウスはとてもおすすめです。かなりアクセスが悪い場所にありますが、ヨーロッパ旅行の際はぜひ検討してみてください!
おまけ
冒頭で話したようにレゴハウスの地下は、レゴの博物館になっています。
これが最初のレゴセットみたいです。
(書いた人:濱田)